保護義務とは、契約の相手方の生命、身体、財産を侵害しないように配慮すべき注意義務のことをいう。
フランチャイズで保護義務が問題になるのは、本部がフランチャイズ契約締結に先立ち、「1ヶ月の予想売上は1000万円で利益はこれだけ上げることができます」と言ったので、加盟店希望者はその言葉を信用し契約を締結したにもかかわらず、店をオープンしてみると売上高は予測よりもずっと低く、赤字続きだったというような場合。
加盟店は、本部が専門的知識や経験にもとづき的確な売上予測をしたものとして、それに期待し契約を締結する。したがい、本部の行なった市場調査の内容が客観性を欠いていて、フランチャイズに加盟する者に契約を締結することの判断を誤らせる恐れがあると認められたときには、本部に対して保護義務違反があったとし、加盟店に対しては損害賠償義務が発生することがある。