ドミナントとは、特定の地域に集中的に出店を行って、商圏内で優位を保ち支配を狙うことをいう。チェーンストアにおいては重要な出店戦略であるが、コンビニエンス・ストア業界においてはとくに顕著な事例を見ることができる。
コンビニエンス・ストアの商圏は狭いため、集中出店によるドミナント化がとても有効な手段として利用できる。その理由として、配送コストの削減と効率向上、宣伝広告の効率化、知名度アップによる客吸引力の増加などがあげられ、同業他チェーン店の参入を難しくする。
また、スーパーバイザーも各店を効率的に回ることができ、カウンセリングに費やす時間が増えて、店舗オペレーションの向上にもつながる。
例としてセブン‐イレブンの出店をあげることができる。同社は、日本全国どこにでも出店するのではなく、出店地を限定し最低50~100店になるように集中出店を行っている。
競合から競争の時代に入り、他社との差別化をはかるためにもドミナントの意義は大いにあるといえる。